特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
ヒューマンインタフェース2014
ワークショップ
2014年9月9日(火)16:15〜17:45(WS4のみ14:45〜17:45)
WS3 「ヒューマンインタフェースシンポジウム30回記念ワークショップ HIシンポについて語ろう」
企画:田中由浩(名古屋工業大学),渡邊淳司(NTTコミュニケーション科学基礎研究研),岡本正吾(名古屋大学),望山洋(筑波大学)
触感のデザインは、高い感性的付加価値をもたらすとして、様々な分野で注目されています。定量的に、またシステマティックに触感を取り扱うための技術が期待されており、触感デザインの実現に向けて、触感の収集や触動作の調査、触感の解析や、触感の製作など、様々なアプローチが必要になります。
本ワークショップでは、触感デザインの実現に向けた一環として、身近なもので触感製作を試みます。ご参加いただいた皆様には、紙の手触りを変えるハンズオンワークショップを行って頂きます。微粒子やマクロな凹凸形状の貼付で元々の紙の手触りを変えることができます。本ワークショップを通じて、触感デザインの課題や将来を議論しましょう。簡単な体験ワークショップですので、気軽に手ぶらでご参加ください!。
(1) イントロダクション:触感次元や錯触の紹介
(2) 触感製作ハンズオンワークショップ
2.1 紙の手触りをソフトにする
2.2 触感の自由作成
(3) まとめ
WS2 「コミュニケーションをはかる」
企画:コミュニケーション支援専門研究委員会(SIGCE)
人と人,また人と人工物のコミュニケーションの支援において,コミュニケーションが行われる現場をとらえ,その目的が達成されるための道筋を具体化することが必要である.また一方で,人の認知あるいは行動特性に着目したデバイス開発もコミュニケーション支援の新たな現場を創出し,可能性を拡張することができる.コミュニケーション支援専門研究委員会SIGCEでは様々なアプローチでのコミュニケーション支援技術に関する議論を行ってきたが,一度体系的に検討する機会を設け,ヒューマンインタフェース学会から魅力あるコミュニケーション支援に関する情報発信を行うための意見交換を行う場としたい.
ここでコミュニケーション支援のために必要な様々な「はかる」行為に着目してみる. 代表的なものとして,以下の表記と意味が挙げられる.
・図る:計画する,企てる,実現を目指す
・謀る:だます
・諮る:人の意見を問う
・計る:時間や程度を調べる
・測る:長さや深さを調べる
・量る:重さや容積を調べる,推測する
それぞれの「はかる」行為と具体的な支援設計手法,あるいは計測的な「はかる」から,計画的な「はかる」への展開,逆に設計者の思惑通りにコミュニケーションを実現するために必要なデータ分析といったより具体的な方法論など,参加者の取り組み紹介やコメント,意見を共有し,今後の研究活動に役立てる機会としたい.
問い合わせ先:
SIGCE幹事 石井裕(岡山県立大学)ishii[at.]cse.oka-pu.ac.jp
WS3 「ヒューマンインタフェースシンポジウム30回記念ワークショップ HIシンポについて語ろう」
企画:ヒューマンインタフェースシンポジウム30回記念WG
ヒューマンインタフェースシンポジウム(以下、HIシンポ)は、1985年から毎年開催されており、今年がちょうど30回目となります。本ワークショップでは、HIシンポの歴史あるいは未来について、様々な世代の方に集まっていただき、フ リートークをしていただく予定です。オーガナイザー:渋谷 雄(京都工芸繊維大学)
WS4 「学生UXDワークショップ」(14:45〜17:45)
企画:特別非営利活動法人 人間中心設計推進機構(HCD-Net)
ユーザー体験をデザインする
人間中心設計推進機構(HCD-Net)では、日本全国の教育機関で行われているUXD(ユーザー体験をデザイン)手法の研究を俯瞰し議論したいと考えている。全国の情報デザイン系学科・研究室の学生が、共に協調的に学び交流することにより、更にその議論を深めればとワークショップを企画した。
今回は、研究者だけではなく最前線の現場で実践を行っている方を講師に迎え、ユーザー体験を記述しソリューションを導き出す技術としてのカスタマージャーニーマップを学ぶ。
オーガナイザー:浅野 智(人間中心設計推進機構)
講師:尾崎 洋(岡山県立大学)
脇坂 義則(楽天)
詳細URL:http://www.hcdnet.org/event/his2014_uxd.php