特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
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セミナー内容
「第15回ヒューマンインタフェース学会セミナー:スプリングセミナー2007」
主催 | : | ヒューマンインタフェース学会 |
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協賛 | : | 日本認知心理学会 日本認知心理学会・安全心理部会 日本認知科学会 日本人間工学会 (社)自動車技術会 日本感性工学会 |
テーマ | : | 人の活動データを設計・工学研究に活かす-質的データ(エスノグラフィ)、量的データとペトリネット、行動エントロピー- |
概要と狙い | : | 人の活動をとらえたデータは有用であり意味が豊かであるものの、いざ実際の工学的利用やデザインに展開するに際しては、一筋縄では行かないことも少なくない。ヒューマンインタフェース研究において、いかに上手く「人の活動」のデータを収集していくかという問題と並行して、収集したデータをどのように工学的・設計的視点から利用可能な形にしていくかという問題は、常に検討しつづけるべき重要な問いであろう。本セミナーでは、この問いへの新しいアプローチとして、モデリングツールとしてのペトリネット(Petori net)、ならびに測度としての行動エントロピー (behavioral entropy)を取り上げる。 講習では、まず椎塚氏(工学院大学)より、ペトリネットの基礎知識と応用可能性について学んだ後、Boer氏(LUBEC)から、(a) ペトリネットを利用することによって、エスノグラフィの質的データを設計・デザイン側に伝えていく方法/ツール、および、(b)人の活動をとらえる測度として行動エントロピーをとりあげることにより、より直接的に工学的転換が可能な形で、人-人工物(モノ)相互作用のデータ収集をいかに構築していくかという問題について話を聞きながら、問題に関する理解と解決可能性に関する議論を深めていく。 講師の椎塚氏は、感性工学の分野で多彩な研究を行われてきた。現在、感性工学会の副会長を務められている。また、「実例ペトリネット : その基礎からコンピュータツールまで」(コロナ社, 1992)の著者でもある。 Boer氏は、主として人の自動車運転とその支援システムに関連した人-機械相互作用に関する研究で著名であり、そのアプローチは、ヒューマンインタフェース・デザインのみならず、安全研究やリスクマネジーメント研究としての意義も見出すことが出来るものである。 |
講 師 | : | 椎塚久雄(工学院大学 情報学部 情報デザイン学科) |
コーディネータ | : | 原田悦子(法政大学社会学部) |
日 時 | : | 2007年5月31日、12時45分~17時45分(受付開始、11時30分) |
会 場 | : | 味覚糖UHA館(東京) 401室 |
交 通 | : | 地下鉄大江戸線・都営浅草線大門駅より徒歩2,3分、JR・モノレール浜松町駅徒歩5分 |
申 込・問合せ | : | ヒューマンインタフェース学会事務局 |
募集人員数 | : | 80名 |
想定対象層 | : | 大学、研究機関、企業等の研究職もしくは教育職、実践的研究者、学生(学部生、院生)等で、以下の各分野を専門とする、もしくは、興味、関心のある方 |
講習内容 | : | 1)椎塚氏:モデリングツールとしてのペトリネットとHI研究への適用可能性 |
時間割 | : | 11:30 開場、受付開始 |
講習テキスト | : | 有り |
参加費 | : | 会員・賛助会員10,000円、一般非会員12,000円、学生会員2,000円、学生非会員4,000円 |