特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
ヒューマンインタフェース2018
講習会
2018年9月5日(水)
コース2 「人を対象とする研究倫理の最新動向:新倫理指針と人間工学倫理指針のポイント」
コース3 「モビリティとインフラのスマート化(スマートシェアードスペース)」
コース4 「Understand stats, know thy results: 統計モデルを用いたHCI実験の解析事例紹介」
コース1 「はじめての機械学習 」
昨今では機械学習手法を用いたインタフェース改善やデータ分析が盛んになっている。本講習会では、これから機械学習をためしてみようとするHCI研究者・技術者に必要な機械学習の基礎を講述する。機械学習を効果的に使うためには、まずやりたいことを明確にしたうえで、データを観察し、特徴をとらえ、アルゴリズムを選択するというステップをおさえることが重要である。本講演では、人-機械-系における講演者らの研究事例についても少し触れながら、機械学習の基本的なステップを概説する。
■ オーガナイザ 所属:筑波大学 |
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■ 講師 所属:筑波大学
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コース2 「人を対象とする研究倫理の最新動向:新倫理指針と人間工学倫理指針のポイント」
「人を対象とする医学系研究に関する倫理指針(新倫理指針)」が2014年12月に告示された後、個人情報の保護に関する法律等の改正に伴い、2017年5月30日より改正新倫理指針が施行されている。また日本人間工学会の「人間工学研究のための倫理指針」も制定後8年が経過し、現在同学会で改訂作業が進められている。講座では人に関わるライフサイエンス研究と密接に関連するそれら指針の概略や配慮すべき事項を概説する。
■ オーガナイザ 所属:理化学研究所 |
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■ 講師 所属:名古屋市立大学大学院 医学研究科 |
コース3 「モビリティとインフラのスマート化(スマートシェアードスペース)」
1億総活躍社会を目指し、高齢者や障害者を含むすべての人々が自由に移動できる端末公共交通システムが求められている。移動体としては、低速自動走行機能をもつ小型電動車両を新規に開発し、運行コストと環境負荷を低減する。走行環境としては生活圏内における利便性を考慮し、歩車融合空間(シェアードスペース)にヒントを得ながら快適で安全な移動空間構築に向けた研究を進めている。本講習では、最新の情報化技術を活用した歩・車・インフラのトランスボーダーな知能化の取組みについて紹介する。
■ オーガナイザ 所属:筑波大学 |
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■ 講師 所属:筑波大学
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コース4 「Understand stats, know thy results: 統計モデルを用いたHCI実験の解析事例紹介」
HCI研究における実験結果の分析には仮説検定が伝統的によく用いられてきた。しかし、近年では様々な統計ツールが利用可能となり、多様な分析が手軽に行えるようになっている。本講習会では、HCI研究における実験結果の解析をより深める上で有用かつ簡便に利用できる。仮説検定における効果量、回帰分析、クラスタリング手法を事例を交えながら紹介し、受講者とともに今後の分析のあり方について議論する。本講習会ではRを用いた分析例も紹介する予定である。
■ オーガナイザ 所属:東北大学 |
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■ 講師 所属:東京大学 |