特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会

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第3回研究談話会「コミュニケーション場の利用・応用」

この研究談話会は,コミュニケーション場の利用・応用と題して,今後のヒューマンインタフェース領域における コミュニケーション場の利用あるいは応用についての意見交換,議論を行います.操作支援エージェント,対話支援 ロボットなど,生活に密着したインタフェース技術が活用されつつあります.ユーザ自身とパートナーを別々に検討 するのではなく,各々を環境も含めて統合的に扱い,コミュニケーション場の効果的な利用を実現するインタフェース 設計が必要です.
そこで,今回はこれらの課題について深く議論できる場とすることを目的とします.

日時: 2010年3月7日(日),8日(月)

場所: ウェルシーズン浜名湖(静岡県浜松市)

連続開催: 電子情報通信学会HCS研究会(3月8日,9日)

    【3月7日(日)】

    ◆SIGCE研究談話会◆

  • 13:00-16:30  SIGCEセッション(1) 「コミュニケーション場の利用・応用」
    • 13:00-13:05  開会  石井 裕(神戸大)

    • 13:05-13:50  小森 政嗣(大阪電気通信大)
      『多様なインタラクション場面における身体動作の同調傾向』

    • 13:50-14:35  山本 知仁(金沢工業大)
      『コミュニケーションにおける時間的な「間」の創発』

    • 14:35-15:20  武藤 剛(青山学院大)
      『他者とのインタラクションに基づくBody Imageの支援技術』

    • 15:20-16:05  上杉 繁(早稲田大)
      『「場」の技術:思想,応用,どうしよう』

    • 16:05-16:30  フリーディスカッション

  • (移動等)

  • 18:00-20:00  懇親会

  • 【3月8日(月)】

  • 09:00-11:00  SIGCEセッション(2) 「HIにおけるコミュニケーション支援」
    • 09:00-10:00  大崎 章弘(日本科学未来館)
      『現場におけるコミュニケーション支援インタフェースの実践的研究にむけて』

    • 10:00-11:00  葛岡 英明(筑波大)
      『ミュージアムガイドロボットによる注意誘導の研究』
  • ◆HCS研究会◆

  • 11:10-12:10  一般発表(1)
    1. 対話中の共感状態とその音声的特徴の分析
      ○高亜罕,大野ゆう子,林良彦(大阪大学大学院)

    2. 嘘をつく身体ごまかせない身体
      玉地雅浩(藍野大学)

  • (昼食)

  • 13:00-14:30  ワークショップ(1)(ポジションペーパー発表)
    1. 博物館におけるコミュニケーション研究の課題
      江水是仁(東海大学,日本科学未来館)

    2. コミュニケーション研究の大学評価への応用
      ○渋井進,井田正明(大学評価・学位授与機構)

    3. 大学生にとってのコミュニケーション力とは
      小川一美(愛知淑徳大学)

    4. コミュニケーションメディアの変遷からみる次世代のメディア
      山本吉伸(産総研サービス工学研究センター)

    5. 生活支援ロボットの実用化を目指して
      ○廣井 富(大阪工業大学),伊藤 彰則(東北大)

    6. 場の共創出におけるエントレインメントの二重性
      ○板井志郎,三輪敬之(早稲田大学)

  • 14:40-15:55  ワークショップ(2)(ポジションペーパー発表)
    1. オノマトペ・音韻象徴はコミュニケーションに貢献するか
      ○平田佐智子,喜多伸一(神戸大学大学院)

    2. 表情認知における文脈の影響
      ○中嶋智史,森本裕子(京都大学大学院),吉川左紀子(京都大学こころの未来研究センター)

    3. 一体感とは一体なんだろうか?
      竹内勇剛(静岡大学)

    4. 共振~創り合う身体~
      ○西洋子(東洋英和女学院大学),三輪敬之(早稲田大学)

    5. 共振インタフェースの設計を目指して
      ○渡辺貴文,三輪敬之(早稲田大学)

  • 16:10-18:00  ワークショップ(3)(パネルディスカッション)
    • 特別講演1.  影メディアと身体性
      三輪敬之(早稲田大学)

    • 特別講演2.  Well-beingを目指す対人コミュニケーションの研究
      大坊郁夫(大阪大学大学院)


  • 【3月9日(火)】

  • 09:20-10:20  ワークショップ(4)(ポジションペーパー発表)
    1. 遠隔地非対面会話におけるアイコンタクト顔映像の品質向上
      ○舟橋琢磨,藤原孝幸,輿水大和(中京大学)

    2. かんたんにすると,みえてくる - 抽象化・抽象キャラクタによる人のモデル化研究 -
      湯浅将英(東京電機大学)

    3. 人間を育む「道具」のデザイン ― 存在感を手掛かりにしたその方向性に関する検討 ―
      上杉繁(早稲田大学)

  • 10:30-12:00  一般発表(2)
    1. 2人会話における非言語手がかりと関係開始スキルについての研究(1)
      ○横山ひとみ,前田奈穂,大坊郁夫,藤原健,前田貴司,岸野文郎,北村喜文,高嶋和毅,林良彦(大阪大学)

    2. 2人会話における非言語手がかりと関係開始スキルについての研究(2)
      ○前田奈穂,大坊郁夫,前田貴司,岸野文郎,北村喜文,高嶋和毅,横山ひとみ,藤原健,林良彦(大阪大学)

    3. 「人の視線」と「ロボットの視線」が伝える意図の比較分析 - ロボットの「コチラガホシイ」の視線動作デザイン -
      ○北村裕貴,湯浅将英,武川直樹(東京電機大学)

  • (昼食)

  • 13:00-14:30  一般発表(3)
    1. テキストチャットにおける無応答時の不安軽減のための参加者の背景情報とPC利用履歴の活用
      ○岩崎健太,村田和義,渋谷雄(京都工芸繊維大学大学院)

    2. 会食における同調動作の検討
      ○岡本高幸,井上智雄(筑波大学大学院)

    3. 3者間コミュニケーションにおける食事の有無の影響
      ○大武美香,井上智雄(筑波大学大学院)

  • 14:40-16:10  一般発表(4)
    1. 3人会話における非言語情報と「場の活性度」に関する検討
      ○前田貴司,梶村康祐,高嶋和毅,山口徳郎,北村喜文,岸野文郎,前田奈穂,大坊郁夫,林良彦(大阪大学大学院)

    2. コミュニケーションツールの違いによる3者間会話行動に関する研究(1):葛藤状況における意思決定の偏り
      ○松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),八重樫海人,大坊郁夫(大阪大学大学院)

    3. コミュニケーションツールの違いによる3者間会話に関する研究(2):対人印象とメディア意識、葛藤解決方略に注目して
      ○八重樫海人(大阪大学大学院),松田昌史(NTTコミュニケーション科学基礎研究所),大坊郁夫(大阪大学大学院)