特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008
参加募集
日時:2008年9月1日(月)~9月4日(木)
What's New
おかげさまで、ヒューマンインタフェースシンポジウム2008は研究発表が240件、参加者は650名を超える盛会となりました。
来年のシンポジウム(2009年9月1日-9月4日、お茶の水女子大学)へのご発表・ご参加をお待ちしております。
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008 論文集(DVD-ROM版)8000円
お申し込みはこちらへ
http://www.his.gr.jp/activities/sympo/join_entry.2008/
過去のシンポジウム論文集(1986-2007年)をお求めの方は学会バックナンバーのページへ
http://www.his.gr.jp/office/index.html#backnumber
(2001年、2002年論文集は完売いたしました。)
お詫び
ヒューマンインタフェースシンポジウム2008論文集にて
アブストラクトに誤記がございました。
訂正版は以下よりダウンロードできます。
HI2008absut_p49.pdf(修正箇所のみのPDF)
HI2008absut_p76.pdf(修正箇所のみのPDF)
Contents
大会長挨拶
Jump! 新たなる飛躍をめざして
ヒューマンインタフェース分野の研究者、教育者、開発者、ユーザ、学生等が一堂に会するシンポジウムが久しぶりに大阪大学で開催されることとなりました。大阪といえば、最近はあまり明るい話題を聞きませんが、今年は新しい知事が誕生し、新しい動きが始まろうとしています。ヒューマンインタフェース学会も10年の節目を迎えて新たなステップが期待されます。 インタフェース研究の分野ではユビキタス社会の到来を受けて、アンビエント情報社会などのその次を目指した研究も盛んに行われています。さらには、多様なユーザへの配慮するインタフェースの重要性も認識され、様々な研究・開発が行われています。ヒューマンインタフェースの研究は最先端の科学技術を応用しながら、その中心にはかならず人間が存在するというきわめて特徴的な研究分野です。その性質から様々なバックグラウンドを持つ人々が協力して初めて新しいインタフェースが生まれるのではないでしょうか? 今までの我々の活動が大きな波を起こし、様々な取り組みの中から次世代を担う新しい大きな跳躍が出現することを期待して、今年の大会コンセプトを「Jump!新たなる飛躍をめざして」としました。シンポジウム参加費を含め、どなたでも講習会に参加できるようにします。また、託児サービスの試行も行う予定です。ぜひ、多くの方がシンポジウムに参加されて、私たちと一緒にJumpしてくださることを期待します。 |
大会長 竹村 治雄(大阪大学)
シンポジウム講演参加費
事前価格(8/25迄)(3) | 当日価格 | ||||
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《発表と聴講》 | 《聴講》 | 《発表と聴講》 | 《聴講》 | Evening Session | |
学会員 協賛会員 |
13,000-(1)(2) | 13,000-(2) | 15,000-(1)(2) | 15,000-(2) | 5,000- |
非会員 | 19,000-(1)(2) | 19,000-(2) | 22,000-(1)(2) | 22,000-(2) | 5,000- |
学生学会員 協賛会員 |
13,000-(1)(2) | 2,000-(2) | 15,000-(1)(2) | 2,000-(2) | 5,000- |
非会員学生 | 19,000-(1)(2) | 7,000-(2) | 22,000-(1)(2) | 8,000-(2) | 5,000- |
資料のみ | 8,000-(4) | 8,000-(4) |
(1)複数発表の場合、件数分の参加費が必要です。
(2)参加費には、講習会・ワークショップ・DVD論文集代金が含まれております。
(3)事前価格は8/25迄にお振り込み完了の方に限り適用となります。
(4)後日送付の場合は、別途送料が必要です。
参加費の振込先
郵便振替:01080−1−14009
口座名「ヒューマンインタフェースシンポジウム」
銀行振込:三菱東京UFJ銀行 西七条支店(ニシナナ ジョウシテン) 普通3566234
口座名「特定非営利活動法人 ヒューマンインタフェース学会」
大会スケジュール
※1:イブニングセッションへの参加は、参加費5,000円が必要です。
特別企画
●特別講演 「表面の深さについて」
鷲田 清一 氏 (大阪大学総長) 専門分野: 主要著書: 受賞: 講師略歴: |
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●特別企画 アカデミック・ロードマップ「ヒューマンインタフェースの革新による新社会の創生」 昨年度,経済産業省の平成19年度技術戦略マップローリング委託事業 (アカデミック・ロードマップ作成支援事業)として,本学会が会員学会となっておりますNPO法人横幹連合がその分野横断的なアカデミック・ロードマップの作成を主体的に実施することになり,そのうちの一つのワーキンググループを本学会が幹事学会として任されました.これを受け,1年間をかけて,本学会理事の方々を中心に,他学会からの委員とも協力しながら「ヒューマンインタフェースの革新による新社会の創生」に関するロードマップの作成を検討して参りました.ロードマップでは,「実感」,「感性」,「かかわり」の軸を設定し,そこでのインタフェースが実現すべき機能として,「見せる」,「動かす」,「育てる」に絞り込んで議論を重ねてきました.本特別企画では,この活動について報告するとともに,ロードマップ策定にご協力いただいた学会内外からの3名のパネラに登壇いただき,個人の認識を助け,人の共感を引き出し,共同体や組織・社会のレベルでそれを根付かせていくためのこれからのインタフェース研究の無限の拡がりについて,会員の皆様とともに議論させて頂く機会となればと考えています. 司会ならびに全体説明 ○ 椹木哲夫(京都大学,ヒューマンインタフェース学会会長,横幹連合理事) パネリスト ○渡辺 富夫(岡山県立大,本学会前会長):かかわりのインタフェース 情報的相互作用の結果として,人々の間の共通認識が増し,人々の間の心理的共振が自然発生的に起こるところが「場」です.実際の我々の共有場を通じたコミュニケーションにおいて,実際交わされているのは発話される言語そのものだけではありません.人間のインタラクションやコミュニケーションにおける身体のはたらきに着目し,情報機器・メディアを介して人間とのインタラクションを円滑に促進し,コミュニケーションを支援するためのヒューマンインタフェース技術が注目されています.共同作業としての秩序が,身体的コミュニケーションを通じてどのように自発的に生成されるのかを明らかにしていくことで,共感のインタフェース実現への道が拓けるものと期待されます.本発表では,身体的コミュニケーションの実現するかかわりの場の設計論を通じて,「多様なかかわりの中で共感して暮らせる社会」の実現について述べて頂きます. ○仲谷 善雄(立命館大,本学会理事):実感のインタフェース 安全・安心社会の実現を目的として,自治体をはじめとする行政と住民とのコミュニケーションの課題がますます重要になりつつあります.IT, ICTの技術により,「情報」を届けるためのインフラは整備が進んでいるものの,はたしてそこで送り手の意図した通りに受け手に伝わっているのか,という課題がいま露呈してきています.リスクを正しく伝え,それによって人を避難という行動に繋げていくための人を納得させるためのインタフェース技術,さらには災害発生時のみならず,普段から意識を持たせ続けるための技術のあり方が重要になってきます.本発表では,リスク感覚をいかに見せて,人を動かし,リスク感覚を育てていくための諸課題と今後の展望について話題を提供して頂きます. ○清水 義雄(信州大,日本感性工学会,横幹連合理事):感性のインタフェース 21 世紀を迎えた今日,物質的な豊かさを追究し続けてきた従来からのものづくりの在り方はいま大きく変わろうとしています.「“もの”中心・経済優先」から,「心中心・生活優先」を基盤に据えた「生活技術力」への転換です.これに付随して転換が迫られているのが,これまでのコミュニケーションの構図,すなわち発信者から受信者への一方向的な情報伝達の構図から,よりインタラクティブな世界,あるいは,情報の発信者と受信者の区別を取り払った「対称性の価値」に意義を見いだしていくことが必要ですが,そこに感性工学・感性情報処理が果たすべき中心的な役割があります.本発表では,インタフェースにおける感性の対称性の観点から,今後の社会を展望して頂きます.
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ワークショップ
●2009年9月1日(月) WS1「Webアクセシビリティ 2.0」(14:00~17:00 2階会議室3) 企画:UAI(Universal Access to the Internet)研究会[1] 「Webアクセシビリティ ~標準準拠でアクセシブルなサイトを構築/管理するための考え方と実践~」[2]は,Webアクセシビリティ世界の著名人11人が執筆したWebアクセシビリティのバイブル本です.ユーザビリティとアクセシビリティの関係,HTML,CSS,PDF,Flash,JavaScriptなどの技術,世界の規格・ガイドライン・法律など,Webアクセシビリティに関わるものが理解しておくべきことが詳しく解説されています.また,W3Cが策定したガイドラインは2008年末にはWCAG 2.0にバージョンアップし,日本の規格であるJIS X 8341-3もこれに対応して2009年に改訂版が刊行される予定です.本ワークショップでは,この本を元に,JISやWCAGの規格策定にも関わっている講演者が2009年に大変革を迎えるWebアクセシビリティについてお話しをし,会場からの質疑応答を受け付けたいと思います. [1] http://www.comm.twcu.ac.jp/~nabe/UAI/ 講演者(予定):渡辺隆行(東京女子大学) 連絡先:渡辺隆行 nabe@lab.twcu.ac.jp 備考:会場で本の販売もおこないます. WS2「記憶障害や認知症の方を支援するノンバーバルコミュニケーション,及びその他」(17:10~ 1階会議室1) 企画:ノンバーバルインタフェース専門研究会(SIGNOI) 超高齢社会を迎えようとしている現在,年々増加する認知症者と家族介護者への支援を充実させることは急務の課題である.これまで高齢者,障害者に対する工学的支援は主に身体,感覚機能に対して研究開発が行われてきた.一方,高齢者,認知症者の介護においては,記憶や認知能力,あるいは情緒など人の内面に関わる支援も重要と考えられる.しかし,これらへの工学的取り組みはいまだ乏しく、社会的にも認知されているとは言い難い. そこでノンバーバルインタフェース技術などの情報支援技術を,認知症支援や介護支援に実際に適用した経験のある工学者らが集い,事例紹介やデモを行う.そして,情報支援技術を社会に根付かせ,広く浸透させるために工学者が出来ること,また成すべきことについて議論したい. 司会:桑原教彰(京都工芸繊維大学) プログラム: http://sig.his.gr.jp/nonverbal/workshop20080901.html WS3「コミュニケーションツールとしてのペルソナ・シナリオ」&「HCD-Net Night」(17:10~ 2階会議室2) ペルソナ・シナリオの重要性が広く認識されるようになり、その書き方や作り方などが語られるようになってきました。 第1部 17:10- ワークショップ 第2部 19:30- HCD-Net Night (有料の懇親会です 定員あり、先着順) 詳細および懇親会申込みは HCD-netホームページもしくは 司会:伊藤 潤(ソニー) WS4「看護のナレッジマネジメントと看護用具開発」(17:10~ 1階研修室) 昨今あらゆる現場で実務者の経験を直接にものづくりに活かそうとWebサイトをはじめとするICTを媒介させた共同ものづくりが注目を集める.たとえば看護師らケア提供者が現場でつちかったノウハウを技術移転し,医療機器メーカとの共同により看護用具開発へと結びつけるなどが考えられる.この共同開発現場においては,ケア提供者から円滑に技術移転する手法の開発と同時に,抽出された看護技術を知的資産として管理する手法の開発とが切望されている. 本ワークショップでは,ケア提供者と看護用具開発メーカとの共同開発場面に関する実践例の話題提供から,この技術移転と知的資産管理の難しさ,工夫について議論する. オーガナイザ:塩瀬隆之(京都大学)
●2009年9月2日(火) WS5 「HIの教育-その現実とあるべき像についてのパネル討論-」(18:10~ 1階会議室1) パネリスト: 小野 哲雄(はこだて未来大学) 本ワークショップでは、ヒューマンインタフェースの教育について、理念や教 育方法論等の現状とそれらのあるべき像を、複数のパネリストによるパネル討論 の形式で議論することを行います。本ワークショップでは、若手、ベテラン双方 の教育者の方々をパネルとしてお迎えし、それらの方々よりの議題に関するポジ ションステートメントと、HI学会関係者を対象とした教育の現状についてのアン ケート調査の結果を事前にご用意してパネル討論を行います。ご出席いただくフ ロアの方々との質疑応答も含めて、HI教育の今はどうなっているのか、その問題 点や課題は何なのか、教育の理念や方法論のあるべき像、望ましき姿は如何なる ものなのか等を、時間の許す限り、議論したいと考えています。当議題に関心を お持ちの方々のご参集を期待しております。また、教育関係者に限らず、高等教 育としてのHI分野への期待や要望等をお持ちの研究機関や企業の関係者の方々の ご出席も歓迎いたします。 コーディネータ: 加藤直樹(学芸大)・杉原敏昭(リコー) 配布資料 WS6「魅せましょう!私の研究 ~研究を10倍魅力的に伝える売り込み術を考える~」(18:10~ 1階研修室) 企画:ヒューマンインタフェース学会若手研究者によるメーリングリスト(HIST) 研究活動においては,自身の研究をさまざまな場面で「売り込む」機会があります.例えば,研究を進めるための予算獲得や,将来のHI分野を担う可能性を秘めた学生,成果を製品として実用化する企業へのアピールなど,研究内容を魅力的に表現する技術は必要不可欠と言えます.さらには,HIそのものを世に広め,発展させるためにはメディア戦略なども重要となってきます.もちろん,優れたアイデアの提案やその評価などが研究者の本分ではありますが,優れた研究であっても予算がなければ存続できず,うまく表現できなければ世に埋もれてしまうというのもまた現実です.また,「売り込み」という技術は,「研究内容という情報を人間に伝えるヒューマンインタフェース」とも言え,HI研究者にとって特に重要なものではないでしょうか? そこで,本企画は, 「売り込み」をテーマとし,その戦略や秘訣などについて深く議論し, HI研究の発展に役立てることを目的としています. |
協賛企業・団体
シルバー
ブロンズ
シンポジウム事務局/問合先
ヒューマンインタフェース学会事務局
〒600-8815
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